弁護士によるweb集客について

弁護士がインターネット広告を出したり、ホームページで「初回相談無料!」等と銘打つweb集客を行うことも近年では多くなってきました。

弁護士事務所や司法書士事務所がテレビコマーシャルを打つ時代なのですから、これも当然の流れといえば当然のことなのかもしれません。

弁護士事務所のweb集客は弁護士も客商売だということを時代と共に認識してきたことの一つの表れといえます。
事務所で弁護士に法律相談をすれば通常は30分5000円(税別)程度の金額がかかります(弁護士会の法律相談でも同様です)。

なのでweb集客における初回相談無料等というキャッチコピーは一般の方には非常に敷居が低いといえます。
使用する側にとっては金銭面でのメリットも少なくないでしょう。

しかし、敷居が低い事務所=優れた事務所・いい事務所ではない、という点については注意する必要があります。
web集客に熱心な事務所というのは、初回法律相談無料!といったような触れ込みでなければ客を取れない事務所、と評価することもできるからです。

古参の事務所であれば大口のクライアントがおり、そこからの事件・相談・顧問料収入で十分な収益が挙げられます。
むしろ、web集客で客を集めてしまうと事件数が増えすぎ、事務所として対応できなくなってしまうことが考えられます。
また、上記したように、web集客の一つのメリットは敷居が低い(金銭的にも、精神的にも)ということです。そうすると、弁護士側の視点に立てば、色々なお客さん(相談者)が現れることになり、その質も低下する恐れがでてきます。

高い質の顧客相手に長い間仕事をしてきている事務所の方が安定したクオリティを持っている可能性が高いのは至上でしょう。

もちろん、これはこういった傾向が強い、という話であり、確実にすべての法律事務所に当てはまる話ではありません。まずは、無料相談に行き、そこで実際に弁護士に接したうえで相談・依頼するのであれば問題はないですが、安易に飛びつくのには注意が必要です。